ピン・ウー・ルウィンは、ミャンマー北部マンダレー地方シャン高地にある都市。イギリス植民地時代、避暑地として開発されたため英国風の町並みが残っているんです。
ミャンマーは、インドシナ半島西部に位置する共和制国家。国土は日本の1.8倍。1989年までの国名はビルマ。1948年にイギリスから独立するが、長期にわたる社会主義体制とその後の軍事独裁政権の下にあった。2011年3月に誕生したテイン・セイン大統領と中心とする新政権が、軍事独裁政権から民主化に向けた改革を進めている。2012年に米国が経済制裁を解除したため、市場開放が一気に進み、アジア最後のフロンティア(消費地および製造拠点)として、世界中から注目を集める国へと変貌を遂げている。多民族国家であり、ビルマ族の他、カレン族、カチン族、カヤー族、ラカイン族、チン族、モン族、ヤカイン族、シャン族など130以上の少数民族がある。真摯な仏教国であり、親日国家である。
[地勢・気候] 南北に伸びる長い国土が特徴である。大半が熱帯又は亜熱帯に属するが、気温や降水量は地域による差異が大きい。
[生産状況] コーヒー栽培は、1885年、宣教師によって始められたが、ロブスタ種であった。アラビカ種の栽培は1930年にシャン州から始められた。近年、コーヒーの栽培面積は広がってきており、北部高地(シャン州、マンダレー管区、チン州、カチン州、カヤー州、ラカイン州など)では肥沃な赤土と程度な降水量が高品質なアラビカコーヒーを生産するポテンシャルを秘めている。コーヒー増産計画では生産者がより良い収入を得られるために、栽培から精製までトータルで指導している。アラビカ種の主要品種は長らくインド原産のS795であったが、80年代にコスタリカのカツーラとカチモールが導入された。現在、マンダレー管区とシャン州ではS795とカチモールの栽培を推奨している。年間生産量は3600トン。70%がアラビカ種、30%がロブスタ種。生産量の80%は小規模生産者によるものであり、初歩的なナチュラル製法で行なっている。コーヒー増産10年計画で、輸出量を50000トンまで持って行く予定である。
品名 | ピンウールウィン 英国の面影 |
生産国 | ミャンマー |
地域 | マンダレー地方シャン高原 |
生産者 | シサール |
クロップ | 2014/2015 |
規格 | 明確な規定なし |
欠点規格 | 明確な規定なし |
スクリーン | スクリーン15アップ |
木の品種 | SL34、S795 |
その他 | |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 5月-7月 |
収穫時期 | 11月-12月 |
船積時期 | 2015年3月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー |