現地から、質の高いイスマイリのロットがあると売り込んできたので、久しぶりにイスマイリを買付。毎回取り寄せるサンプルは、マタリ、イスマイリ、ハラジ、ハイミ、現地から、質の高いイスマイリのロットがあると売り込んできたので、久しぶりにイスマイリを買付。毎回取り寄せるサンプルは、マタリ、イスマイリ、ハラジ、ハイミ、ヤフィーの5エリア。かつては5エリアを買い付けていたが、どうしてもマタリだけが売れるので、マタリに絞ってきた。たまには違うエリアもいいかも。
[イエメンにコーヒーが伝播したのはいつ頃か?]
諸説あるが、13世紀説が有力ではなかろうか。アラビアのイスラム教徒アブダル・カディールが書いた「コーヒー由来書」の伝説によれば、13世紀にはコーヒーは飲まれていたらしい。また1993年にユネスコの世界遺産に登録された古都ザビードが、13世紀から16世紀にかけて、イエメンだけではなくインド洋一帯のイスラム地域における教育・宗教の中心地であった。13世紀に拡大するイスラム勢力はエチオピアに深く進出し、その頃にコーヒーがエチオピアから伝播したと考えられる。現存する文献にコーヒーの語源(カフワ)の文字が現れてきたのも13世紀に入ってからといわれている。
[生産状況]イエメンコーヒーの生産量の95%は、同国の西部を南北に走る高地一帯で生産される。急峻な山肌に作られたテラス(段々畑、標高1700 ~2300メートル付近)と、伏流水となっている枯れ谷(ワジ)に沿った農地(標高1500~1700メートル)で生産される。安定した水源確保が出来ず、伝統的にすべて非水洗式のナチュラル製法で精製される。アラビカの原種である在来品種の特徴も相まって、独特の果実味のあるモカフレーバーが 日本では根強い人気がある。
[品種]コーヒー産地は西部山岳地帯に集中し、バニー・マタル、バニー・イスマイル、ハラズ、ライマ、ヤーフェなどがある。政府機関の研究調査の結果、イエ メンの品種は次の四つのタイプに分けられる。ダワイリ(樹高1~4メートル、大きく丸いチェリー)、トゥファーイ(樹高2~6メートル、大きいリンゴ型の チェリー)、ウダイニ(樹高2~4メートル、小さく丸いチェリー)、ブラーイ(樹高1~3メートル、小さく楕円形のチェリー)。この中で多くの共通点が見受けられるウダイニがイエメン品種の原型ではないかと見られている。
[流通]国内の各産地から原料が首都サナアの業者により集買され、これらの業者からが買い付けた産地の特定できない原料を使って精選した グレードは、一般的にサナニ(サナアの、という意味)グレードとして輸出され、それぞれの輸出業者の独自ブランドをつけている。日本ではイエメンのコーヒーを総称して「モカマタリ」と呼ぶ習慣があるが、イエメンではその産地で収穫されるコーヒーを形容詞的表現で呼んでいる。例えば、バニー・マタルで採れ たコーヒーはマタリ、ライマで採れたコーヒーはライミと呼ばれる。主な輸出先は圧倒的にサウジアラビアが多く、次いで米国、日本となる。欧州ではイエメンコーヒーはあまり評価されず、流通量は少ない。拡大している国内需要を満たすために、ブラジル、エチオピア、インドなどから安い原料を輸入している。
品名 | ホワイトキャメル イスマイリ |
生産国 | イエメン |
地域 | バニー・イスマイル |
生産者 | バニー・イスマイルの生産者 |
クロップ | 2020/2021 |
規格 | N/A |
欠点規格 | N/A |
スクリーン | スクリーン14アップ |
木の品種 | ダワイリ、トゥファーイ、ウダイニ、ブラーイ |
その他 | 100%天日乾燥、標高2,500メートルの高地、年間降雨量200-700ミリ、 |
精製方法 | ナチュラル |
開花時期 | 2019年2月 |
収穫時期 | 2020年10月-12月 |
船積時期 | 2021年8月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 779 |