生豆をピノノワールのワイン樽(バリック)に数週間入れて、バリック香の風味を加えた特殊モノ。1キロパック仕様。
バリックとは、ボルドー地方やコニャック地方でワインを熟成させるために使われる小型の樽のこと。小型の樽で熟成させると、熟成期間を短縮したり、色素を安定させてワインの色を濃くしたりできる。バリックは、ワインに樽香が加わるため、独特の香りを生み出す。さらに、オークに含まれるタンニンなどが溶け出し、ワインに力強さや絶妙な風味をもたらす効果がある。新しい樽ほど、香りやタンニンが多く抽出されるので、ボルドーやブルゴーニュ地方の高級ワインは、新樽を多く使用してつくられる。3年程使用すると、香りなどの効果が薄れるため、古樽としてブランデーの醸造所などに売却される。ンギラ農園は、ピノノワール熟成に使用された古樽を買い取り、今回のロット作成に使用した。スタバが数年前に始めたバレルエイジドコーヒーの派生版といえよう。ウイスキー樽のような強烈な個性はないが、真空パックを開封したときには、ブドウの香りがする。焙煎豆を挽いた時には赤ワインの香り、ブレークしたときには濃縮ブドウジュース、アロマはブドウ、ドライフルーツ、ラム、オーク樽香。面白いコーヒー。
品名 | ンギラ農園 ワイン樽熟成コーヒー |
生産国 | タンザニア |
地域 | タンザニア北部アルーシャ州カラツ地区 |
生産者 | ンギラ農園 農園主:ベラ・メイヤー |
クロップ | 2021/2022 |
規格 | AA、AB、PB |
欠点規格 | |
スクリーン | スクリーン13~18 |
木の品種 | ティピカ、ブルボン、SL、ケント |
その他 | 標高1500-1600メートル、ピノノワールを熟成樽を使用、年間生産量120キロ |
精製方法 | バリックプロセス |
開花時期 | 2021年2月 |
収穫時期 | 2021年10月-12月 |
船積時期 | 2022年3月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 033/DE/179/0009 |