バリ島のコピルアック限定25キロを空輸したが、インドネシアコーヒーは命令検査対象のために1キロ抜き取られてしまった。野生のジャコウネコは無農薬のチェリーしか食べないから、残留農薬は検出されないのに。
バリ島のコピルアックを拾い集めている場所と最終加工をしている場所を訪問。
このコピルアックが拾い集められているのは、キンタマーニ高原にあるオーガニックコーヒーを生産しているプランテーションです。ゆえに猫たちはここのチェリーを好んで食べるのです。
【コピルアック誕生秘話】
1602年に設立されたオランダ東インド会社は、増大するコーヒーの消費量に対してイエメンだけの産地だけでは需要に追い付かなくなったため、自国の植民地にコーヒープランテーションを作り始めた。1712年に初荷が出荷され、「植民地コーヒー」が誕生したのである。コーヒー栽培は急速にオランダ東インド会社の一大収入源となった。当然収穫されたコーヒーは全てオランダが自国へ輸出されてしまうが、輸出に回されないコーヒーがあった。それは野生のジャコウネコが完熟チェリーを食べて、糞と一緒に排出された種(パーチメント)だったのである。地元の農民たちはそれを拾い集めて、自分たち用のコーヒーとして飲んでいたのである。ある日、オランダ商人たちは農民たちが飲んでいるコーヒーの香りがいいことに気づき、確かめたところ、ジャコウネコが糞と一緒に出したコーヒーだったのである。「コピルアック」の誕生である。こうして世にも不思議な飲み物が登場することとなった。
品名 | バリ島 コピルアック ジャコウネコの落としモノ 2022 |
生産国 | インドネシア |
地域 | バリ島東北部バンリ県キンタマーニ郡キンタマーニ村 |
生産者 | バリ島のキンタマーニに生息するジャコウネコ |
クロップ | 2021/2022 |
規格 | 公式規格なし |
欠点規格 | 丁寧にハンドピックしているのでほぼ欠点なし |
スクリーン | スクリーン15アップ |
木の品種 | USDA、S795 |
その他 | アラビカ種のみ栽培されている地域のため、ロブスタ種の混入はない。 |
精製方法 | ジャコウネコプロセス(ジャコウネコが食べて排泄したパーチメントを乾燥後脱穀) |
開花時期 | |
収穫時期 | |
船積時期 | 2022年11月空輸 |
保管方法 | 事務所にて保管 |
ロットナンバー | 015/1042/17 |